セミナー詳細

【小児循環器講座】 初心者から中級までの心エコー検査

ちょっと上を目指しませんか!

 近年、単心室などの複雑心奇形も含めて、先天性心疾患(CHD)の予後は大きく向上しました。そのような時代にあって、先天性心疾患の診断に携わる医療関係者の大きな使命は、単なる救命でなく、いかに合併症なく良い予後を提供できるかに集約されます。CHDの発見から手術まで、そこには①何らかの異常を発見し、②診断(病名を付け)を付け、③より詳しい病態や④重症度・緊急性を評価し、⑤手術の術式や時期について心臓血管外科と話し合い決定するという、多くのプロセスが介在しています。そこに関わる医療関係者の職種については、地域や施設によって異なりますが、胎児期や成人期の問題も、予後を考える上でクローズアップされています。すなわち先天性心疾患の問題は、産科・循環器内科医も避けて通れない領域となっているのが実情です。さらに、都市圏を中心に小児の心エコー検査が臨床検査技師に委ねられるようになっており、今後その傾向は高まっていくでしょう。

 小児の心エコー検査にはCHDに特有の解剖や生理学的知識が必要になります。小児循環器専門医を目指す医師はもちろん、この難しい領域に関わっていこうとする多くの医師・技師の方々を対象とし、「中級程度の心エコー診断能力」を身につけられるようにスライドを構成してみました。理解しやすいように動画のみならずイラストを数多く挿入しています。また、前回より新しく胎児期・成人期先天性心疾患にもレクチャー内容を拡げてみましたが、今回は前回いただいた質問内容も加味し、一部のスライドを改訂・補填しています。これだけマスターできれば、あなたの診断能力は格段に向上しているはずです。

 1回の講義ですべてを理解するのは難しいと思います。レジメはレクチャーに使用したスライド内容で、テキストとして使用できるように作成しています。日常臨床の中で繰り返して見直し、ブースター効果を得られるように心掛けていただければ嬉しいです。レクチャー内容の概要を下に記載しています。皆さんの診断能力向上を楽しみにしています。 

セミナープランナー 鎌田 政博 

※本セミナーは2024年4月に配信した内容を再構築し、改訂・補填しています。
 


  早割終了日:  2025/3/24(月)

              

  • セミナーID : 6207
  • 視聴期間 : 2025/04/23(水) ~ 2025/05/21(水)
  • 受付期限日 : 2025/04/09(水)

講師

鎌田 政博 先生 (たかの橋中央病院 小児循環器内科(元 広島市立広島市民病院 循環器小児科 主任部長))
日本小児科学会専門医
日本小児循環器学会専門医
日本成人先天性心疾患専門医
日本小児循環器学会名誉会員
日本川崎病学会名誉会員
広島大学客員教授
中川 直美 先生 (広島市立広島市民病院 循環器小児科 主任部長)
日本小児科学会専門医
日本小児循環器学会専門医
日本小児循環器学会評議員
日本小児循環器学会渉外委員/副委員長
日本小児心筋疾患学会幹事
日本Congenital Interventional Cardiology(JCIC)学会 幹事
日本Congenital Interventional Cardiology(JCIC)学会 教育委員
ASOを使用した経皮的ASD閉鎖術認定医
ADOを使用した経皮的PDA閉鎖術認定医
経皮的肺動脈弁留置術(TPVI)認定医
胎児心エコー検査認証医
日本成人先天性心疾患専門医


参加費
通常価格
18,700円

早割
17,600円
2025年3月24日までにお申し込みの方

Step-Up応援割
10,000円
本セミナー開催日より1年前までにハンズオンスクールにご参加された方

大阪府医師協同組合会員の方
17,600円

ご利用ガイド - 参加費割引について
 

※価格は全て1名あたり、テキスト代・消費税を含みます。
※不特定または多数の人に視聴させることはできません。
※テキスト(A4サイズ/フルカラー刷)は配信開始1週間前頃より順次発送予定です。
 

ご利用ガイド - WEBセミナー受講方法


 

プログラム

※本セミナーは2024年4月に配信した内容を再構築し、改訂・補填しています。

こんなに役立つ心エコー検査前情報 
成長する小児の心臓!その評価に必要な正常値や、心エコー検査前に知っておくべきCHD特有の心電図所見などについてお話しします。

これだけは知っておこう!心エコーの基本
小児の特性に応じた機器設定を始め、心機能の評価、ドプラ法に基づいた狭窄前後の圧較差の求め方などについて解説します。

さあ、心エコーで診断してみよう!~どのような順序で検査すれば見逃さないか?~
各種断面(四腔断面、長軸断面、短軸断面、特殊断面)で見つける心疾患
心雑音、チアノーゼなどを伴い、CHDが疑われる患者さんが受診・入院しました。さあどのような手順で診断を付ければ良いのでしょう?それぞれの断面で何を見ればいいのでしょう?ここでは複雑心奇形や緊急性を要する疾患の診断についてもお話しします。

頻度の高い疾患についてもっと詳しく!
心室中隔欠損、心房中隔欠損、動脈管開存、川崎病
頻度の高い代表的CHDについて、検査のキーポイントは何か?見落としてはいけない合併症は、心エコーでどのように観察されるか?心房中隔欠損のカテ治療に必要な心エコーのチェックポイントなど、少しハイレベルな点も含めて説明します。またご希望の多い川崎病についても解説します。

胎児心エコー
基本的な観察方法と断面、診断と直結する重要なサインについて、画像と模式図で提示・説明します。

成人先天性心疾患
成人期に問題となる単純性・複雑性先天性心疾患(合併症を有する心房中隔欠損、術後ファロー四徴の問題を主体)について、診断・評価のPOINTを提示・解説いたします。

復習問題
本日のセミナーで学んだ内容について、Q&A形式で復習し、ブースター効果を高めましょう。

ご視聴後に質問を受付いたします。
いただいたご質問の回答は配信終了後、準備ができ次第ご案内いたします。
お時間をいただく場合がございます。ご了承ください。

 
 
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受付中
通常価格 ¥ 18,700
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  • 1名あたり、テキスト代・消費税を含む
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