【福岡】救急心エコースクール
心エコー装置と診断技術の進歩により、心エコーは心疾患の診断、治療に不可欠なものとなっています。しかし、心エコーは乳腺、甲状腺、腹部等のエコーと比べて、肋骨、肺等が障害物となるため、その描出が難しく、また心臓は動体であるため、機能評価という難問も存在し、心エコーの習得を困難にしています。
そこで、実際の装置に触って頂き、救急患者ではどのようなアプローチから心臓、大血管を診れば良いのか、また心臓の壁運動評価、左心機能評価はどのようにすれば良いのか、心臓の描出法から評価法まで講義およびハンズオンで実技指導します。合わせて、心臓でのPoint of care ultrasound (POCUS)に必要な断面と対象疾患を講義します。
研修医の先生方、循環器疾患を診る機会があるが、心エコーは苦手だという先生方、日当直時救急外来等で心エコーを診る必要に迫られている先生方、心臓のPoint of care ultrasound (POCUS) が必要な先生方に、最低限必要なアプロ-チ法とその評価法を講義および実際の装置を使ってハンズオンで会得し て頂きます。
定員: 5名
- 開催日 : 2025/03/16(日)
- 開催時刻 : 10:00 ~ 16:00
- 受付期限日 : 2025/03/09(日)
講師
現役で医療機関に勤務するベテラン現役超音波検査士
プログラム
1)救急患者を断層心エコー法で診るアプローチ法、評価法
心不全、冠動脈疾患、弁膜症、大血管、Point of care ultrasound (POCUS)等を評価するアプローチ法、評価法を講義します。また、大まかなvisualでの左心機能評価 、急性冠動脈疾患の評価のポイント、壁運動評価の診かたを講義します。
1)ハンズオン (断層法)
左室長軸断面、心尖部アプローチ(長軸断面、二腔断面、四腔断面)、心窩部アプローチによる心臓描出法(左室長軸、四腔断面) 、下大静脈、大動脈弁、僧帽弁、三尖弁の描出、左心耳の描出、大血管の描出等を実習して頂きます。
3)救急患者をドプラ心エコー法で診るアプローチ法、評価法
弁膜症、短絡血流を診るカラードプラ法の使い方、左室拡張障害による心不全を診る左室流入血流速度、組織ドプラでの僧帽弁輪部速度の使い方、心不全および急性肺塞栓症において、肺動脈圧を推測できる三尖弁逆流速度の使い方、弁膜症を診る大動脈弁血流速度の使い方等を講義します。
4)ハンズオン (ドプラ法)
カラードプラ法、パルス、連続波ドプラ法の使い方、左室流入血流、三尖弁逆流、大動脈弁血流の速度測定、組織ドプラ法による僧帽弁輪部速度の測定等をエコー装置で実習して頂きます。
※スクール当日はできるだけ多くの実技時間をとるため、テキスト解説の講義は要点のみとなる場合がございます。
※上記プログラムは、当日の進行状況によって変更になる場合もありますのでご了承ください。
※ 被験者モデルは健常者です。
専用テキスト
当日会場にて専用テキストを配布いたします。
WEBで見られる解説コンテンツ付きです。
スクールの予習・復習にお役立てください。
WEBで見られる解説コンテンツ
会場アクセス
〒810-0001 福岡市中央区天神2-12-1
TEL:0120-323-920
<交通のご案内>
地下鉄 天神駅
西鉄電車 福岡駅
市内バス 天神各バス停、天神バスセンター
タクシー 博多駅から約10分、福岡空港から約20分
※天神ビルに駐車場はございません。