本コースは腹部エコーの走査法・ドプラ法を習得され、さらに進んで腹部領域の血管やリンパ節の描出に加えて腎、膀胱、前立腺エコーの走査方法を学びたい方におすすめのコースです。

腹部エコー検査をしている時に腹部領域や周辺臓器（膀胱・前立腺）において特に注意しなければならないのはどのような疾患か、それらについて検査ができるようになることを目指します。

腎実質・腎動脈・腹部大動脈・リンパ節・膀胱・前立腺のエコー検査で見落としてはならない疾患や画像所見は何か、どの様に検査をしていくのか、実技実習を通して学びます。各臓器における代表的な症例の超音波画像の特徴も学びます。

※ 講師は現役で医療機関に勤務するベテラン超音波検査士です。
※ 被験者モデルは健常者です。

１実技講習『腹部大動脈』

腹部大動脈・腹腔動脈・上腸間膜動脈・腎動脈の描出方法と、腹部大動脈の血流計測を実技実習で学びます。

２実技講習『膵周辺血管』

膵臓の描出方法と走査時に描出される確認すべき周辺血管について実技実習で学びます。

３実技実習『脾臓・リンパ節』　脾臓・胃の周囲、大動脈の周囲など代表的なリンパ節の走査

脾臓の走査方法について実技実習で学びます。また、腹部エコー検査時に確認すべきリンパ節について解説します。

４実技講習 『腎実質・腎動脈』

腎実質および腎動脈の解剖の解説と、腎動脈の描出方法およびドプラ計測法を実技実習で学びます。
パルスドプラ法の装置設定やサンプルボリュームの調整などをどのようにすれば安定した計測が行えるかご指導します。

５実技実習 『膀胱』

膀胱の解剖の理解と膀胱の走査方法について実技実習で学びます。

６実技実習 『前立腺』

前立腺の解剖の理解と前立腺の走査方法について実習を行います。

７症例呈示

各臓器の代表的な症例を呈示し、臨床所見や超音波画像の特徴について学んでいただきます。

※スクール当日はできるだけ多くの実技時間をとるため、テキスト解説の講義は要点のみとなる場合がございます。
※上記プログラムは、当日の進行状況によって変更になる場合もありますのでご了承ください。