会長挨拶

第13回日本ポイントオブケア超音波学会学術集会
会長 山田 聡
東京医科大学八王子医療センター 循環器内科)

 この度、第13回日本ポイントオブケア超音波学会学術集会を 2022年7月2日~3日日)の2日間、国立国際医療研究センターで開催いたします。

 日本ポイントオブケア超音波学会は、前身のPoint-of-Care超音波研究会から本年4月1日に一般社団法人として学会に移行したばかりです。学会としては初の学術集会が開催されることになります。本学会は、急性期診療やプライマリケアでの超音波検査の臨床応用および研究を対象とした学術団体であり、この分野でアクティブに活躍されている多数の診療科の医師やコメディカルの皆さんが多くの発表を持ち寄って一堂に会します。患者のよりよい人生と社会の繁栄のために活発な討論を繰り広げていただけるような会にしたいと存じます。

 新型コロナウイルス感染のために久しく学会場に集合する形式での集会が行えず、しばらくは WEB 上で討論を行ってまいりましたが、今回、2年6ヵ月振りに参加者が会場に集合して発表と討論を行います。このような“アフターコロナ”の状況であるからこそ重要性を増してきているポイントオブケア超音波検査を最大限に活かすために、『コロナ時代のPOCUS:多様な診療場面と教育の工夫』をテーマに掲げ、オンラインでの遠隔ハンズオンセミナーや看護師が行うPOCUSなどに重きを置いた新しい企画を準備しています。

 多職種・多診療科の方々による有意義な討論が実現するよう、多くの皆様のご参加をお待ちしております。