弾性ストッキングは静脈疾患・リンパ管疾患の治療・予防に必須で、日常診療に広く応用されていますが、正しく使わないと、その目的を達せず、合併症も起こりえます。また、患者さんから「硬くて履きにくい」「すぐにずり落ちてくる」などの苦情も少なくなく、履けないままになってしまう患者さんも多数おられます。また平成17年4月には弾性ストッキングが医療器具として認定され、より正しい知識が必要とされています。さらに、平成20年4月からリンパ浮腫に対する弾性ストッキングの使用が保険適応になりました。新たに令和2年4月から慢性静脈不全に対する静脈圧迫処置が保険適応になりました。その算定を得るためには、医師および看護師が本資格の研修を修了しなければなりません。当講習会の役割はさらに高まりつつあります。
講習会の柱は、「静脈疾患・リンパ管疾患についての理解」と「弾性ストッキングの使用法」の二つです。前半は静脈疾患・リンパ管疾患、静脈血栓症の予防についての講義、後半は弾性ストッキングについての講義と弾性ストッキングの取り扱いための実技指導です。静脈性潰瘍の講義、実習も含まれます。資格認定は医師、看護師、准看護師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、診療放射線技師、臨床工学技士(平成22年7月より)、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師(平成26年4月より)、薬剤師(平成29年6月より)の資格を持つ方を対象としています。
受講後、一定の臨床指導経験を積んだ後、資格を申請することができます。申請可能期間は受講後2年以内です。また、資格認定期間は5年です。ぜひ資格を取得していただき臨床にお役立て下さい。
認定制度については下記をご覧ください。
認定制度(日本静脈学会WEBサイト)
静脈性潰瘍の保険算定に関する重要なお知らせ
開催概要
第7回東北静脈フォーラム学術集会 併設 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター福島地区講習会 実技のみ会場受講(ハイブリッド受講) |
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受講日・会場 |
座学 2022年8月15日(月)15:00~8月31日(水)24:00 WEB受講 実技 2022年9月3日(土) 14:00~16:30予定 コラッセふくしま 会場アクセス ※covid-19の状況により会場開催が中止となる場合もあります。 |
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認定試験 |
WEBにて認定試験を受講 2022年9月7日(水)15:00〜9月20日(火)24:00 合否判定 2022年9月27日(火) |
定員 | 100名 |
コース |
![]() 10,000円 ※実習に必要な物品は、必ず学会会場に持参して下さい。 ※価格は全て1名あたり、テキスト代・消費税を含みます。 ※静脈圧迫処置追加WEB講習会はハイブリッド受講では行いません。 ご受講希望の方は完全WEB受講でご受講ください。 |
地区講習会会長 | 小川 智弘(福島第一病院 院長) |
WEB講習会会長 | 孟 真(横浜南共済病院 心臓血管外科) |
協力養成委員 | 菅原 弘光(すがわら内科外科・静脈瘤クリニック) 根本 寛子(横浜南共済病院心臓血管外科) |
申込受付期間 | 2022年7月15日(金)~8月20日(土)24:00 ※申込受付期間を過ぎての受講受付はできません。 ※定員100名に達し次第申し込みを締め切らせて頂きます。 ※受付終了しました。 |
開催日程 | ![]() ※クリックで拡大します |
お申込みページ | ※受付終了しました。 お申込みはこちら |
<本講習会の対象者>
医師、看護師、准看護師、臨床検査技師、理学療法士、診療放射線技師、作業療法士、臨床工学技士、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、薬剤師
<取得可能な単位>
本講習会参加で下記単位を取得できます。講習会終了後に発行されます受講証明書にて単位申請してください。
リンパ浮腫療法士 更新3単位(リンパ浮腫療法士認定機構)
血管診療技師(CVT) 更新4単位(血管診療技師認定機構)