セミナー詳細

体幹の超音波解剖学

基礎解剖から日常診療まで

共催:GEヘルスケア・ジャパン株式会社 

おかげさまで本セミナーは今回で3回目を迎えました。これまで第1回は肩関節、第2回は前腕の超音波解剖学についてまとめ、今回は体幹について整形外科医、理学療法士、ペインクリニック医の立場から考察します。直立二足歩行や運動器の痛みを考える時、体幹のモーターコントロール機能の理解が重要です。そこでモーターコントロール機能については金岡先生、体幹の運動器リハビリテーションについては森戸先生、末梢神経の超音波解剖学については私が説明させて頂きます。そして後藤先生のファシリテーションのもと総合討論を行います。運動器の痛み治療に関与する医療従事者の間で、運動器超音波解剖学が共通言語となるようなセミナーになることを願っています。

セミナープランナー 臼井 要介



  早割終了日:  2022/11/07(月)

  • セミナーID : 4325
  • 視聴期間 : 2022/12/07(水) ~ 2022/12/27(火)
  • 受付期限日 : 2022/11/23(水)

講師

後藤 英之 先生 (至学館大学 健康科学部 健康スポーツ科学科 教授)
金岡 恒治 先生 (早稲田大学スポーツ科学学術院 教授)
臼井 要介 先生 (水谷痛みのクリニック)
森戸 剛史 先生 (早稲田大学大学院 スポーツ科学研究科)


参加費
通常価格
15,400円

早割
14,300円
2022年11月7日までにお申し込みの方

Step-Up応援割
10,000円
本セミナー開催日より1年前までにハンズオンスクールにご参加された方

大阪府医師会員の方
14,300円

ご利用ガイド - 参加費割引について
 

※価格は全て1名あたり、テキスト代・消費税を含みます。
※不特定または多数の人に視聴させることはできません。
※テキスト(A4サイズ/フルカラー刷)は配信開始1週間前頃より順次発送予定です。
 

ご利用ガイド - WEBセミナー受講方法


 

プログラム

■モーターコントロール不全による腰部障害の発生メカニズムと病態
■エコーによる体幹モーターコントロール機能評価とバイオフィードバック
脊柱は椎骨が連なる不安定な構造で、腹横筋や多裂筋などの脊椎に直接付着する内在筋の活動によって動的安定性が得られ、これらの活動による動的安定性を得たのちに脊柱起立筋、内外腹斜筋や腹直筋などの外在筋を活動させて運動することが合理的である。内在筋群の活動が遅延することによって、不安定性が生じ、脊柱の構造的安定性機構に負荷が加わって椎間板、椎間関節、仙腸関節、筋膜、筋付着部に障害が発生すると考えられ、特に仙腸関節障害においては腹横筋が他の体幹筋群よりも先に収縮するモーターコントロール機能が重要となる。腹横筋の収縮を確認するためにはエコー画像が有用で、腹横筋が単独で収縮させられるかどうかを確認し、患者に画像を見せながら腹横筋を収縮させるバイオフィードバック訓練を行うことで収縮様式の獲得が図られる。
 

■麻酔科領域からのアプローチ(自律神経ブロック)
脊髄神経の体性神経系は遠心性運動神経線維と求心性感覚神経線維が含まれ、自律神経系は胸髄と腰髄からは交感神経線維、仙髄からは副交感神経線維を含みます。交感神経線維を自前で用意できる脊髄神経は脊髄側角に中枢があるTh1からL2だけであり、椎前神経節がないTh1-Th6グループと椎前神経節があるTh7-L2グループ、交感神経線維を自前で用意できない脊髄神経は交感神経線維をTh1-Th6から上行してもらうC1-C8グループとL1-L2から下行してもらうL3-S4グループの4つに分類できます。今回、体性神経系と自律神経系が繋がるポイントを比較解剖学と超音波解剖学で説明します。
【A 神経系の総論】           
第1章:神経の分類、第2章:脊髄神経前枝と後枝、第3章:交感神経系の分類 
【B 体性神経系】
第1章:腰椎後弯と馬尾神経の電線現象、第2章:ヒトはなぜ直立できるのか?、第3章:ゴリラは直立できるのか? 
【C 自律神経系】
第1章:頭頸部・上肢・胸部上方、第2章:胸部下方・腹部上方、第3章:下肢、第4章:腹部下方・骨盤
 

■理学療法士から見た超音波を用いた体幹へのアプローチ
体幹側腹筋群は腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋から構成される。筋活動を計測するためには筋電図が有効であるが、内・外腹斜筋には表面電極が、深層の腹横筋にはワイヤ電極の刺入が必要であり、臨床現場での使用は容易ではない。筋電図とエコーとの関連を調査する研究が進み、腰痛患者に対して腹横筋の単独収縮(Draw-in)をエコーを用いて練習するバイオフィードバック訓練が1990年代から世界中で行われるようになった。腰痛患者に対してエコーを用いながらDraw-inを行うことには一定のコンセンサスが得られ、良好な成績が報告されている。本セミナーでは、これまでのエコーを用いた腰痛治療の変遷とともに当研究室で行っている体幹ワイヤ実験の結果を紹介する。また、椎間関節障害、仙腸関節障害、筋性腰痛等の腰臀部痛の病態に応じたエコーを用いた各筋の収縮方法を提示する。
 

■総合討論
総合討論では、各講師の発表を総括し、体幹モーターコントロールの機能不全による腰部障害に対して、エコーを使ってどのような治療戦略を立てるか、どのような治療方法を選択するかをテーマにディスカッションします。実際のエコー評価の具体的な方法やそのコツ、治療の選択方法、ドクターとリハビリテーションスタッフとの連携方法について、各講師からわかりやすく解説してもらいます。また、今後さらに発展が期待される、リハビリテーションにおけるエコーの様々な活用方法についても討論します。
 

■ご視聴後に質問を受付いたします
いただいたご質問の回答は配信終了後、準備ができ次第ご案内いたします。
お時間をいただく場合がございます。ご了承ください。

受付終了
  • 当セミナーは受付を終了いたしました。