乳房超音波検査を学ぼう!ベーシック編【2022年度】
~基本を学ぼう、学びなおそう~
乳癌は残念ながら現在でも増加しており、その最新状況をしっかりと理解しておくことが重要です。まずは罹患状況と現在の日本のガイドラインの状況についておさえておきましょう。今回のベーシック編では、まず、解剖、検査法、基本的な所見などを説明したあと、良悪性疾患についてそれぞれ知っておくべき事を押さえたいと思います。乳癌取扱い規約が第18版に改訂され変更となった硬性型、充実型、乳管形成型の浸潤癌と超音波所見の対応も多施設共同研究の結果がそろいました。また2020年10月に乳房超音波ガイドラインが改訂されました。それを踏まえた超音波検診の要精検基準についてもひきつづきご説明します。また多くの疾患の画像をみていただくべく、静止画と動画で症例を提示し疾患名を類推する章も設けました。動画でのレクチャ-、“症例から学ぶ”も毎年ご好評いただいており、今年も準備しております。ぜひご参加いただければと思います。
セミナープランナー 角田 博子
早割終了日: 2022/09/12(月)
- 視聴期間 : 2022/10/12(水) ~ 2022/11/02(水)
- 受付期限日 : 2022/09/28(水)
講師
日本乳腺甲状腺超音波医学会(監事)
日本乳癌学会(専門医)
日本乳癌検診学会(評議員・理事)
日本超音波医学会(専門医・指導医)
日本乳癌画像研究会(代表世話人)
日本乳癌学会(評議員)
日本病理学会(専門医・指導医・評議員)
日本臨床細胞学会(専門医・指導医)
日本乳癌学会(専門医・指導医)
日本乳癌検診学会(評議員)
日本超音波医学会(専門医・指導医)
日本外科学会(専門医・指導医)
参加費
通常価格
17,600円
早割
16,500円
2022年9月12日までにお申し込みの方
前回参加割(セット割)
15,400円
乳房超音波検査を学ぼう!【2021年度】アドバンス編(2022/3/23 WEB配信)
乳房超音波検査を学ぼう!【2021年度】ベーシック編(2021/9/15 WEB配信)
上記いずれかへご参加された方
Step-Up応援割
10,000円
本セミナー開催日より1年前までにハンズオンスクールにご参加された方
大阪府医師会員の方
16,500円
※価格は全て1名あたり、テキスト代・消費税を含みます。
※不特定または多数の人に視聴させることはできません。
※テキスト(A4サイズ/フルカラー刷)は配信開始1週間前頃より順次発送予定です。
(ご入金確認後、発送までに最大4営業日のお時間を頂く場合がございます。)
参考書籍
乳房超音波診断ガイドライン(改訂第4版)
2020年9月に出版されました。
本セミナーでも解説しています。
乳房超音波入門〈動画で学ぶ厳選100症例〉
弊社セミナー講師の伊藤吾子先生による最新書です。
プログラム
1.乳癌の基礎、罹患率と現在のガイドラインの状況
乳癌は残念ながら増加しており、その最新状況をしっかりと理解しておくことが重要です。まずは罹患状況と現在の日本のガイドラインの状況についておさえておきましょう。
2.正常解剖とUS画像
乳房の正常解剖とUS画像を照らし合わせて学びましょう。年齢や妊娠・授乳といった時期の変化についてもまとめてみましょう。正常のバリエーションについてもみてみたいと思います。
3.検査方法と所見用語
超音波の検査方法をおさえましょう。検査の上でちょっとしたコツや工夫を知っておくことは、見落としを避けるうえでも重要です。また超音波上での所見用語についても説明します。第4章以降の超音波画像を理解するためにも、しっかりと所見用語をまとめてみましょう。
4.フローイメージングとエラストグラフィ
フローイメージングとエラストグラフィの検査方法を正しく理解することは極めて重要です。本来正しく有益な情報を提供してくれるはずの手法が、かえって間違いに結びついてしまうこともあります。またこれらをどのように利用すればよいか、まとめてみましょう。
5.良性疾患のUS画像と病理
嚢胞や線維腺腫といった良性病変は、日常遭遇する頻度が極めて多いものです。これらの良性疾患の所見を学んでおけば、検診では偽陽性を、日常臨床では不要な生検を減少させることができるでしょう。
6.悪性疾患のUS画像と病理 -組織型とサブタイプを意識して
乳癌の取扱い規約第18版で変更になった組織型に対応する超音波画像の理解がまとまってきました。どのように理解すればよいか知っておくことは重要です。また現在、浸潤癌のサブタイプを理解しないで臨床に携わることはできなくなりました。サブタイプと超音波画像の関係も理解しておきましょう。
7.乳がん超音波検診の要精査(精検)基準
乳がん検診の要精査基準がガイドライン第4版で改訂されました。改訂された点を示しながら、全体を整理しましょう。
8.画像から疾患名を類推してみましょう -静止画編-
いろいろな画像をまず提示します。前章までの解説を踏まえて、そして、検診であれば精検に回すかどうかも念頭におき、提示する画像から疾患名を類推してみましょう。
9.画像から疾患名を類推してみましょう -動画編-
前章までの解説を踏まえて、そして、検診であれば精検に回すかどうかも念頭におき
提示する動画から疾患名を類推してみましょう。
10.症例から学ぶ
症例の超音波画像をスケッチしてみるコーナーです。スケッチは見ている画像を自分がどのぐらい理解しているかを学ぶ非常によい方法です。スケッチいただいたあと、ほかの画像も含めて解説します。
乳房超音波検査を学ぼう!アドバンス編【2022年度】
基本をおさえておられるかた向けに解説しているレクチャーです。基本をまず復習したあと、さらに臨床に役立つ内容をご用意しています。乳房の画像診断はMGやMRIとの関連が重要です。MGで異常を指摘されたあとに超音波検査を行うという状況に多く遭遇することから、MGをみたあとに超音波検査を行うことを想定したときに役立つ内容をお話します。また、近年乳癌症例が増加するにつれ術後の超音波検査も非常に重要となってきました。術後の超音波像はどのようにみえるのか、インプラントを入れている場合、破損などにも注意する必要があります。動画に学ぶ、症例から学ぶも例年通り予定しております。
※ベーシック編にご参加いただいた方はご優待がございます。
※詳細が決まり次第掲載いたします。