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アスリードの書籍

症例と動画で学ぶバスキュラーアクセス超音波検査

症例と動画で学ぶバスキュラーアクセス超音波検査(基礎編)

春口 洋昭/小林 大樹

定価:税込 3,850円(本体 3,500円)
発行:アスリード株式会社
A5サイズ/156ページ/カラー刷

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VAの基本と実際を医師と技師がわかりやすく解説しています。
PC、スマートフォン、タブレットで症例動画も視聴できます。

[著者]
春口 洋昭(飯田橋春口クリニック 院長)

Vascular Access 超音波研究会 代表世話人
アクセス研究会 幹事
バスキュラーアクセスインターベンション治療研究会 幹事
小林 大樹(関西ろうさい病院 中央検査部)
Vascular Access 超音波研究会 世話人
日本超音波医学会認定超音波検査士

序文

 バスキュラーアクセス(VA)は慢性血液透析患者にとって、命綱ともいえる存在である。
 週3回の穿刺に耐えうること、長期に開存すること、合併症なく使い続けることができること、容易に穿刺でき管理が容易なことが求められる。これは患者さんだけでなく、VAを使用するスタッフにとっても重要なことになる。
 VAはさまざまな形態があるが、日本では約90%が自己血管内シャント(AVF)である。
 AVFはもともと身体にあるものではなく、非生理的な血流に絶えずさらされている。そのため、作製してしばらくは問題なく使用できても、血管壁の傷害、瘤の形成、過剰血流によるさまざまな身体の変化が現れる。
 従来視診・触診・聴診といった理学所見を駆使することで、さまざまなトラブルを診断し、血管造影で確認して治療を行ってきた。エコーは機能評価と形態評価がリアルタイムでおこなえるため、VAの診断に最も適したツールといえる。さまざまな研究会やテキストで勉強されている医療者も多いと思うが、エコーは静止画で見ても、イメージが付きにくい。本書はWEBによる動画を載せたので、日々の診療で活かしていただければ幸いである。
 本書は、連載したシリーズをまとめたものである。VAの病態や解剖、理学所見などは医師である私が担当し、エコーの診断法、テクニックは臨床検査技師の小林さんが担当して進めてきた。施設は異なっても、2人のVAに対する考え方はほとんど同じであり、わずかな摺合を行うだけで連載が可能であった。今回のテキスト編纂にあたっては、さらに統一性を保つように心がけたが、私たちが気付かない食い違いがあるかもしれない。何かお気付きの点があったら、お知らせいただければ幸いである。本書はVAエコーの初心者から中級者まで幅広く参考になるように心がけた。日々のVAエコーにぜひ参考にしていただきたいと願っている。
 最後に、本書の完成まで根気よく付き合っていただいたアスリード株式会社の編集担当者に深謝する。

春口 洋昭

目次

第1章      バスキュラーアクセス(VA)の特徴と超音波検査の役割
第2章      VA作製に必要な上肢の血管解剖
第3章      VAの種類と超音波検査
第4章      AVF作製と超音波検査
第5章      AVG・動脈表在化作製と超音波検査
第6章      VA診断における理学所見とルーチン超音波検査
第7章      バスキュラーアクセスの機能評価
第8章      狭窄病変をどう診るか(基礎編)
第9章      狭窄病変をどう診るか(臨床編)
第10章    閉塞(血栓)病変をどう診るか
第11章    静脈高血圧症をどう診るか
第12章    スチール症候群をどう診るか
第13章    穿刺困難をどう診るか
第14章    瘤をどう診るか
第15章    感染をどう診るか

本書の活用の仕方

 バスキュラーアクセス(VA)超音波検査の目的は、VAの状態を正しく診断し、治療につなげることにある。そのためには、VA全般の知識と超音波の基礎的な知識が必要不可欠であり、この両方を持ち合わせないと正しく診断することはできない。

 本書は日常からVA診療にかかわる医師と臨床検査技師が執筆した。まずは、バスキュラーアクセス超音波検査に必要な透析にまつわる基礎的事項を医師が解説し、これらを理解したうえでバスキュラーアクセス超音波検査のテクニカルな部分を臨床検査技師が解説する構成になっている。

 普段から超音波検査に精通しているスタッフは透析の基礎的な知識を補強し、一方で超音波検査に従事していないスタッフは走査や検査の進め方などの解説書としてご活用いただきたい。これからバスキュラーアクセスエコーを始めようとしている方、あるいは臨床検査技師のみならず、エコーを施行する医師、看護師、臨床工学技士、放射線技師に向けた繰り返し読める入門書としたい。

 超音波画像や図表を多用することで、視覚的に捉えやすいように構成している。静止画では解説しにくい画像に対しては、ウェブサイトを使用した動画を供覧できるようにし、より理解を深められるよう配慮した。また、本文を熟読するうえで知っておきたい用語に対しては、すぐ理解できるよう本文横に記載し、各章の最後には、「押さえておきたいポイント」として、ぜひ記憶していただきたい事柄を箇条書きでまとめた。さらに、補足事項として「WORD」も組み込んだ。

 本書のサイズはコンパクトであるため、超音波検査を施行する際はぜひ装置の近くに、あるいはポケットに携帯しご活用いただきたい。